2021/8 検討していた物件が買えなかった話(後半)
こんにちは。椎野メイです。
緊急事態宣言で公立図書館が休館するとの事で、本を借りに行ったら9月中旬が返却期限日だったのではりきって10冊借りてきました。不動産に関する本は借りず、エッセイやビジネス書を主に借りたので、ゆるゆると読みたい。
前回からの続き。
リーシング会社編
物件近くの不動産会社をグーグルマップで検索し、評価のよいところを何か所かピックアップ。昼休みに会社の空きスペースで人目を気にしつつ電話。ふだん人がいないところでぼそぼそしゃべっていて、はたから見たら怪しい。
家を出る前に事前に同じスペックの物件の敷金/礼金の目安月数、家賃の傾向、設備を頭に入れておいた。福岡県でかなりの店舗数がある会社の物件近くの店舗に連絡。
・こういう物件を買おうとしているんですが、御社の傾向からするとどのくらいの年齢層の方が入居することが多いですか?
・このあたりってどういう設備があると入居決まりやすいですか?
・ちなみに、御社は物件の管理業務はなさっていますか?
こんな感じのことを聞いたところ、「実際に地図を見せたほうが、競合物件のこともわかりやすく説明できるので、一度お越しになりませんか?」との回答が。
うわーありがたい!行きます!とすぐ返事してスケジュール調整。
当日、持って行ったのは名刺と自分用の物件資料。
電話対応してくれた担当の人に名刺を渡し、1時間ほど滞在。
・福岡は関東関西の主要都市に比べて家賃が安いので、きれいな物件に流れやすい。
・駅は近いけれど、半車社会なので、駐車場があることは重要。
・敷金、礼金なしはあまりなく、礼金1か月+クリーニング代等で入居者の初期費用を抑えつつ、礼金を広告費に充てるのをよく見る。
・エアコン、モニターホンがあるとなおよい。
等々たくさん教えてくれた。
御社を管理会社にした場合、入居って決まりやすいか聞いたところ、
・自社管理物件の入居を仲介すると、査定が良くなるので決めたがる。物件のエリアだと周囲にほかの支店もあるので、決まりやすいのでは?この物件のスペックだと客付力がものを言う。
との回答。入居付けに強い会社だということは伝わった。
店内は新規の相談や敷金支払いの人、生保世帯の申込みがあっていた。
チラッと耳に入ったのが生保世帯の入居の場合、敷金、礼金、家財保険代は市町村負担、ルームクリーニング代、鍵交換代は本人負担とのことで、勉強になった。
それとは別に、購入を検討していた物件の直近で決まった入居者の家賃額が、レントロールに書いてあったものより低い額だった。ほかの人に決まってしまったので聞けずじまいだったけど、どういうことだったんだろう。
すごく親切で、忙しい中何の金にもならない人間に対応してくださって、物件買えてたら管理お願いしただろうなってくらい印象がよかった(ちょろい)。
次に活かすとしたら、もう1件別の会社の訪問予約を入れておいてぐるっとまわる。
シミュレーション編
銀行とリーシング会社に訪問した週末、エクセルでどのくらいの金額だったら収支が回るか計算(この作業が、自宅で仕事をしている気分になるのであまり好きではない。)
いろいろシミュレーションしてみるけども、修繕にかかりそうな金額が見積もりをとってもないし、私が本業でやったことがあるわけでもない机上の空論レベルのものなので、不安が解消されない。これであってる?の繰り返し。
シミュレーションには玉川陽介さんの本を使ってます。
そうこうしているうちに、あらかじめ予定を入れておいたやっさん(yassanのプロフィールリンク(プロフリ) (profu.link))との面談。
1~5月の間、やっさんスクールという全12回での講義を受けていたので、その受講者が面談(有料)を受けられるもの。
もともとモチベーション維持のために入れていた予定だったけれども、「この物件いいんじゃない?」となっていたので、物件の購入にあたってほかに確認しておくべきことがないかをメインに相談。
コロナで人に会えないし、ましてやこういった活動を会社同僚にも友人にも言ってないので、誰かに話せることがありがたいなと感じる。
自分の場合はどうだったか、という話が参考になったし、シミュレーション部分を実際にやっさんがやってみせてくれたのがすごく助かった。自分の中で分解がすごく進んで、こういう風にやってけばいいのかと納得できた。
面談終わった日は、このまま複数パターンを作って、次にどんな反応がきてもすぐ返せるように準備するぞと意気込みました。
そして、メールが・・・編
翌朝だったか、毎日の物件検索で、気になる物件もあったので、やりとりしていた不動産会社のAさんに、「例の物件への質問事項、今どんな感じですか?買えない可能性も見越してこの物件の資料の送付をお願いします」とメール。
そののち、メールボックスを見るとお返事が。メールって件名と1~2行内容がなんとなく結論がわかるじゃないですか。そこで察してしまった。
「あ・・・この文面の続きはほかの人で購入が決まったパターンだ・・・」
案の定、他の方で満額現金購入が決まったとの事。私が床の傾きやら外壁やらで値下げをお願いできないか考えてたところに現金だと・・・。自分の見積もりが浅はかだったのかなぁなんて、弱腰になりつつ。
次に活かすこと
・同じように物件を買いたい会社が、人がごまんといるわけで、たらたらしてたら買えないまま。ひとつひとつの行動を早くする。
・リーシング会社に電話するのにおっくうになりがちで1か所に終わっていたが、
次は3か所調査する。
・今回分かったこと、調べたことをPCでも紙面でも整理する。
・内見以外ほぼ一人で動いたので、次は夫と作業を分担する。
昨日別会社の一斉送信メールで気になった物件があり、資料送付をお願いしたら
「現金購入の方がいて決まってしまいました」とのお返事。現金つよし。
今回は実を結ばずおわりましたが、こうやってぐるぐると何度も同じことを繰り返すうちにもっと精度をあげられるんじゃないかなと、これからの自分に期待しています。
つらつらと書き連ねたものをここまでお読みくださり、ありがとうございました。
読んでくださった方の一日が、実りあるものになりますように。